レビュー詳細
印象カラー:
悲しみ
りゅう
投稿日:2025/12/03
本のタイトル
プールの底に眠る
著者名
白河三兎
出版社
講談社文庫
発行日
2013年04月13日
ISBN
4062775026
あらすじ
夏の終わり、僕は裏山で「セミ」に出逢った。木の上で首にロープを巻き、自殺しようとしていた少女。彼女は、それでもとても美しかった。陽炎のように儚い1週間の中で、僕は彼女に恋をする。 あれから13年……。僕は彼女の思い出をたどっている。「殺人」の罪を背負い、留置場の中で――。誰もが持つ、切なくも愛おしい記憶が鮮やかに蘇る。
レビュー本文
夜の良さをギュッとしたような本です。情景がありありと感じられて物語全体に引き込まれます。悲しさや深さや爽快さを感じるステキな本です。 この本を読んでから白河三兎さんがずっと好きで、新刊が出るのを楽しみに待っています。 こっちの装丁が好きなので、こっちの装丁で読んで欲しいです。