レビュー詳細
印象カラー:
楽しい
ミ缶
投稿日:2025/11/23
本のタイトル
殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス
著者名
五条紀夫
出版社
角川文庫
発行日
2025年02月25日
ISBN
9784041150085
あらすじ
「走れメロス」が元ネタのギャグミステリ。 突如巻き起こる殺人事件の連続に、脳筋メロスが筋肉と信念で立ち向かう。 シリアスな事件とコミカルなキャラの掛け合わせがクセになる作品。
レビュー本文
近代文学が好きなので、「走れメロス」が元ネタという点に惹かれて購入しました。 脳筋なメロスが殺人事件に次々と巻き込まれ、全てを筋肉で解決していくという展開がとにかく痛快です。 登場人物のネーミングも愉快で、筋肉でゴリ押しなのに話の流れは意外と綺麗にまとまっており、最後まで飽きずに読めました。 原作「走れメロス」には登場しない特別な人物も描かれていて、文学を知っているからこそよりワクワクできます。