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レビュー詳細

印象カラー:

知性

ミ缶

投稿日:2025/11/23

本のタイトル

どちらかが彼女を殺した

著者名

東野圭吾

出版社

講談社文庫

発行日

1999年05月14日

ISBN

4062645750

あらすじ

最愛の妹が、何者かに偽装を施され殺害された。 容疑者として浮上するのは、妹の親友と、かつての恋人。 妹を奪われた兄は復讐に燃え、真犯人に肉迫する。 妹を殺したのは一体どちらなのか。

レビュー本文

[ネタバレ]

犯人を読者に考えさせるという構造は、芥川龍之介の『藪の中』を思い起こさせます。 『藪の中』が登場人物の心情描写に重きを置いた作品だったのに対し、 本作は読者への“ミステリの挑戦状”のように感じました。 自力で真相を追い求めたいミステリ好きにはたまらない一冊だと思います。